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【1歳】粘土の種類と選び方(触感遊び)

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「1歳の子供でも使える粘土ってなに?」「1歳でも安心して使える粘土が知りたい」

 子供が立てるようになって手でものをつまんだり、持ったりすることができるようになると、いろんな感覚を経験させてあげたくなりますよね。

 ここでは、1歳の子で安全に粘土遊びができる材料を紹介します。

目次

1歳の子供のねんど遊びに使える材料

 1歳の子供にねんど遊びさせてあげたい場合は下記の2通りの方法があります。

  • 穀物粉(小麦粉、片栗粉)を使ったねんどを自作する。
  • 庭で土遊び、公園で砂場遊び

 室内遊びで使いたい場合、実際におうちで使用している食品を使って、自作してあげる方法があります。市販のものよりも自分たちが食べている分、安心できますし。万が一食べてしまっても体への影響も少ないです。

 市販されている幼児向けのねんどは日本国内では2歳以上を対象としているものしかなく、最も手に入りやすい小麦粘土に至っては3歳以上対象のものがほとんどです。

 また、天気が良く、野外に出られるようなら、お庭や公園にある土や砂場を使って遊ばせるのも一つの手です。天然物に関しては年齢制限はありませんので、安心して使わせてあげてください。

 以下では具体的な作り方、遊び方について解説します。

穀物粉(小麦粉、片栗粉)を使った自作ねんど

子供に実際に食べさせたことのあるものや、その材料に使っているものを使って、ねんどを自作することで、1歳の子供にも安心してねんど遊びをさせてあげられます。

 基本的には、小麦粉(片栗粉)と水だけでベースを作ることができます。

 もっと詳しくレシピを知りたい場合は、下記サイトで詳しいグラム数なども書かれていますので、ご覧ください。

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また、片栗粉を使ったねんども一風変わって面白いものになります。

 水で溶いた片栗粉は普通のねんど状とは違い、力を加えると固くなり、力を緩めると流動するという特徴を持っています(ダイラタント流体といいます)。

 いわゆる「粘土」とは別の性質のものになりますが、小さいなうちにいろいろな触感を味わわせる、この時期には大事なことだと思います。  結構周りを汚してしまいがちですので、ビニールシートや新聞紙などを敷いて万全な状態で遊ばせることをお勧めします。

お庭で土遊び、公園で砂場遊び

天然の土や砂に年齢制限はありません。

 庭があれば土や、近くの公園で砂遊びをさせてあげても良いかと思います。

 おうち遊びとは一味違ったスケールでの遊び方ができるので、子供のリミッターを外した遊び方ができるのではないかと思います。

 土遊び、砂遊びがのちの免疫獲得に効果があるという話もあります。

 服の汚れはプレイウェアを着させればある程度防げます。

 おうちに帰ったらまず手洗いをすることも教えられる良い機会になるのではないでしょうか。

市販のねんどは使っちゃいけないの?

 残念ながら、日本国内で市販されている粘土製品は早くても対象年齢2歳以上のものしかありません。1歳児は手に持ったものをすぐ口に入れてしまう年齢です。

 また、食物アレルギーなど、子供の体質がまだしっかりわからない時期でもあります。

 対象年齢外ですと、メーカーとしての知見も少なく、いざという時に助けてくれる人が少ないという心配もあります。

 楽しい経験をさせてあげたい気持ちを抑え、安全な遊び道具を与えてあげてください。

終わりに

 1歳の子供に与える粘土材料について紹介いたしました。

 1歳は今までできなかったことがみるみるうちにできるようになっていき、親、祖父母としてもいろいろなことをさえてあげたくなる時期でもあります。

 だからこそ、与える側が安心して与えられ、いざという時にも対応できる材料を選んであげることが大切です。

 2歳からは少しずつですが市販でも材料が出てきます。カラフルなねんど遊びをするのはぐっとこらえて、子供の成長を見守ってあげましょう。

この記事を書いた人

造形材料メーカーで十数年勤務を経験。
作品に最適な材料選定の一助なれたら嬉しいです。

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