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【ハンドメイド向け】ねんどの種類と選び方【粘土細工】

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ハンドメイドで粘土細工をしてみたいけどどの粘土がいいの?粘土調べたけどいっぱいある…自分が作りたいものに向いている粘土ってどれ? クレイフラワーなどのがっつり粘土作品からアクセサリーチャームなどパーツとしての作品まで、どんな粘土がそれぞれの作品に向いているか解説していきたいと思います。

目次

粘土で作る代表的なハンドメイド作品

  • ブローチ
  • ミニチュア
  • アクセサリー・ピアス
  • クレイフラワー

身に着けるものは仕上がりの美しさに加えて、重さ、耐久性などを考慮した素材選びが肝心です。逆にインテリアや装飾小物に使用するものは仕上がりの良さや素材感に合わせて適切なものを選んでいくとよいでしょう。それぞれの作品について、粘土の選び方を説明していきます。

ブローチ

 服などに取り付けるブローチは、つける服やバッグが伸びる素材だと重みで下を向いてしまい、せっかくの作品のいい顔が隠れてしまう場合があります。
 その為、粘土も形状によって「重さ」を考慮して作成する必要があります。

 プレートやレリーフ状の場合、大きい場合を除いて、ある程度重さがあっても大丈夫なので、石粉粘土を使用して作ると良いです。
 大きさが微妙で少し心配な場合は、石粉粘土の中では軽量なプルミエを使用すると重さの問題を軽減できます。

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 花や飾りなどをモリモリに盛る場合は、軽量粘土を選ぶのがおすすめです。
 質感的に樹脂粘土を選びたい場合でも、軽量化された樹脂粘土を使用するか、樹脂粘土と軽量粘土を混ぜて使えば、ブローチの正面が下がってしまうような事態を軽減できます。

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ミニチュア

ミニチュアは作るものに合った質感の粘土に全振りしてよい作品です。

作品としてはフェイクスイーツやフェイクフードをミニチュアサイズで制作することが主流で、よく使用される素材は軽量粘土もしくは樹脂粘土になります。

 小さな作品を作るので、弾力があったり、軽すぎたりするものを選ぶと作業がしにくくなります。
 作業性を重視するのであれば㈱サン工業のグレイスから始めると作りやすいかと思います。

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 ミニチュア模型などの木調の作品であれば、中部電磁器のウッディがおすすめです。
 少し硬いですが、細かい造形がしやすく、作品の強度も出るので、小さな作品には向いています。

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アクセサリー・ピアス

 アクセサリーで粘土を使う場合は、既成の金具に取り付けるための作品を作ることになるかと思います。
 その為、仕上がりの美しさや作品の強度(壊れにくさ)が最重要の選定ポイントです。

自然な仕上がりを求めるのであれば石粉粘土、花など細かい造形をする場合は樹脂粘土、ポップな感じに仕上げたい場合はポリマークレイを使用すると良いかと思います。

石粉粘土の場合は、固い粘土に抵抗がないのであれば、フィギュア制作などで使用されるニューファンド、固いのはちょっと無理な場合はある程度強度のあるラドールプレミックスなどを選ぶと良いと思います。

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 樹脂粘土の場合は、固くなるものよりも乾燥後に柔軟性があるものの方が植物などの薄いパーツがある作品を身につけた時に壊れにくいと思います。
 主流のグレイスも良いですが、より柔軟性と透明感の高い「グレイスジュエリーラインフレックス」を使用すると間違いないと思います。

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 ポリマークレイは、樹脂を主成分とした滑らかな仕上がりになる粘土で、ハンドメイド向けのものはカラーバリエーションも豊富なので、ビビットな色遣いをした作品作りたい場合におすすめです。
 加熱により硬化するタイプなので、乾燥時間を待つ手間が省け、手回しが良いです。
 アクセサリー向けはFIMOがおすすめで、ポリマークレイ特有の滑らかな仕上がりのモノのほか、ラメが入ったりテクスチャがあったりするものなど、バリエーションがあり、オリジナリティを出しやすいブランドです。

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 ポリマークレイ使用時の注意として、作品保護のためのコーティングを市販の水性ニスで行うと相性の問題でべたついたりすることがあることに気を付けてください。
 ポリマークレイ使用時は、専用のニスを使用するかレジンをコーティングして保護すると良いです。

クレイフラワー

花の種類や作品の形状(花束かアレンジメントか)によって、樹脂粘土と軽量粘土を使い分けるとよいと思います。

フラワーアレンジメント、生け花などの形で花弁の小さい花を作る場合は樹脂粘土が向いています。花弁の色調に奥行きがある場合や艶やかな場合などのも向いています。

樹脂粘土でクレイフラワーを作る場合は、主流のグレイス、コスモスを使用すると良いと思います。

また、花束を作りたかったり、温かみのある花を作りたい場合は、軽量粘土のほうがおすすめです。軽量粘土はものによっては弾力があり、薄い花弁や葉などを作るのが難しい場合がありますので、弾力の少ないものを選ぶとよいです。DECOのソフトクレイなどはその点で配慮がされているため、本格的に作ってみたくなった場合は使ってみると良いと思います。

クレイフラワーについてはより詳しく書いた記事がありますので、こちらも参考にしてください。

まとめ

粘土を使ってよく作られる作品について、おすすめの粘土を紹介していきました。

 今回紹介した粘土以外にもいろいろな粘土がありますので、手が慣れてきたら少し違ったものにも手を出してみてください。
 材料が変わるとそれだけでオリジナリティが出たりします。気になったものがったらどんどん手を出していってください。
 本サイトでは、他にも粘土で造形する際のコツや粘土のより詳しい種類などについても解説していますので、興味がある方は見てみてください。

この記事を書いた人

造形材料メーカーで十数年勤務を経験。
作品に最適な材料選定の一助なれたら嬉しいです。

コメント

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