子供が3歳になって、創造性を高めたいけどどの粘土が良いの?
小麦粘土やお米粘土など、種類がいろいろあるけど結局どれがいいの?
粘土遊びは創造性や感性を育むために良いとされていますが、いざ商品を選ぼうとすると迷ってしまいますよね。
ここでは、小麦粘土やそれに類する粘土をメーカー別に紹介していきたいと思います。
そもそも小麦粘土って何?
小麦粘土は名前の通り、小麦を主成分とした粘土で、小さい子供が誤って口に入れてしまっても良いように、食品もしくはそれに類する材料のみで作られた粘土になります。
造形のしやすさは、学校教材や大人向けの粘土に比べるとないですが、多色が展開されていたり、型や伸ばし棒などが付属されていたりするなど、はじめて粘土遊びをする子供を想定して商品も広く作られています。
また、近年では小麦だけではなく、米粉やトウモロコシ粉などの原料を使用したものも出てきており、より商品の選択の幅が広くなっている分野の粘土になります。
100均や玩具店、育児用品店など、いろいろな店で手に入れることができる、幼児向け粘土として最もスタンダードな粘土です。
メーカー別 小麦粘土の特徴
日本国内で入手できる小麦粘土は、非常に数多くのものがあります。
ここでは、特に有名で比較的入手しやすい特徴的なこむぎねんどについて紹介します。
プレイドー(ハズブロジャパン合弁会社)
世界的に展開されている「プレイドー(play-doh)」はアメリカに本拠を置く玩具メーカーの日本法人より販売されている商品になります。
日本で粘土の対象年齢は3歳以上からというのが多いですが、プレイドーに関しては公式HPにて2歳以上対象となっており、安全性の高さがうかがえます。
小麦粘土は本来、原料の小麦から出る独特なにおいがあり、それが不快に感じることも多いですが、この商品には香りもついているため、初めてのねんどあそびが嫌いにならないような配慮がなされています。
お米のねんど(銀鳥産業株式会社)
日本国内で子供向け粘土としてシェアを広げてきているお米のねんどは銀鳥産業株式会社より販売されている商品になります。
対象年齢は3歳以上ですが、安価で主流な「小麦」が食物アレルギーの3大アレルゲンの一つに数えられることから、主原料を小麦から米に変えることで、まだアレルギーの有無が明確でない年齢への配慮がなされている粘土です。
米粉を原料とした独特なしっとり感があり、触り心地のいい触感も子供の創作意欲を掻き立てます。
国内では100均でも単色で扱われている為、特定の色だけ使い切ってしまった場合なども100円で継ぎ足しできるのも使いやすい要因かと思います。
たっぷりつくれる!アンパンマンねんどパンこうじょう(株式会社バンダイ)
プラモデルなどで有名な株式会社バンダイより販売されている「たっぷりつくれる!アンパンマンねんどパンこうじょう」は名前の通り、アンパンマンの型やパン、おむすびといった、粘土遊びで汎用性の高い型も同梱されている商品になります。
せっかく粘土を買っても、子供が何を作っていいかわからなかったり、興味がわかなかったりして、粘土で遊んでくれないなどの不安を有名キャラクターとのタイアップで払拭してくれています。
将来の為に粘土遊びもしっかり経験してほしい場合は、キャラクタータイアップの商品も一考してみてもいいかもしれません。
ねんDo!24色セット(株式会社アガツマ)
知育教育玩具や遊具を多く手掛けている株式会社アガツマより販売されているねんDo!シリーズは、とにかく色数が豊富な小麦粘土です。
安全性が高い小麦粘土は、絵具などと比べても子供が扱いやすいため、「色を混ぜる」という経験を一番初めにする画材とも言えます。
そういった意味で色の幅が広いというのは、今後の色の認識を深めるためにも重要な要素です。
粘土で立体を作るというよりは、配色や混色に興味を持ってほしい場合は、色幅の多い商品を選んでみるもの良いかと思います。
小麦粘土を扱う上での注意点
小麦粘土は安全性が高く、多くの子供が初めて使う粘土になることが多い材料です。
しかし、安全性を高めたために、注意しなければいけない点もあります。
使用後の粘土は劣化しやすい
小麦粘土は基本的には小麦と水でできているため、そのままではとても腐りやすい材料になります。
これを防ぐために、高濃度の塩などを入れて、小麦の塩漬けのような感じで保存性を保っています。
使用後は、手の汗でこの濃度が薄まったり、手に付着した菌などが粘土に移ってとても劣化しやすい状況にあります。
その為、あまり何度も繰り返し使用しないようにして、粘土のにおいが変だったり、表面に変色がみられたりした場合は、新しいものを用意した方が良いでしょう。
作品が保存できない
子供が初めて作った作品は大事に保存したいと思うかもしれませんが、小麦粘土は、基本的に保存には向かない粘土です。
あくまで遊ぶための粘土として割り切って使用し、うまくなってきたら保存のきくシリコン粘土などに変えてうまくいったものを固めて保存するといった対応が必要になります。
まとめ
幼児向け粘土として最もメジャーな小麦粘土について紹介しました。
小麦粘土は歴史も長く、成分の種類も少なく、シンプルな構成であるため、実に様々なメーカーから商品が販売されています。
その分、品質もピンからキリまであり、初めて触る粘土がにおいがきつかったり、粘土がぼそぼそして形を作れなかったりなども起こることがあるので、初めて購入するものに関しては、信頼できるメーカーのものを選ぶことをお勧めします。
一般的な子供でも、小学生までは図画工作などで使い続ける材料になりますので、早めにいいものに触れて、苦手意識が芽生えないように配慮してあげると良いかと思います。
本ブログでは、幼児から大人まで、どんな粘土を使えばいいかや、粘土を使う上でのコツなどをまとめていますので、興味のある方は他の記事ものぞいていっていただけると幸いです。